カードゲームにおけるシンボル・アイコンについての考察
2015年3月7日 ゲーム コメント (7)
画像は隠蔽カード面デザイン案で、中の絵は自分の絵
カード面はもう少しデザイン的な弄りが必要そう
MTGのカード面デザインにおいて、シンボルにどんな意味があるのか考える
まず結論から
シンボルマークには
・所属
・コスト
・検索性
を言語の排除、もしくは言語の集約をして示す役割がある。
----所属----
価値として均等に定義づけられている、もしくは常に変動していて比べる意味がない
例:カラーホイール
----コスト----
概念(色マナとか)、行動(タップ、アンタップシンボル)
----検索性----
例えばエキスパンションシンボルは、スタンダードで使用できるカードの判別に役立つ
所属と似ているけど、検索性はゲーム中には作用しなくて、ゲーム外で作用する。デッキ作成時とか。
この前提で以下の疑問を考える
・未来シフト枠につけられているクリーチャーシンボルマーク要る?
・両面カードに付けられている、昼と夜のシンボルいるの?
この疑問について、自分の中ではどっちもいらないなと感じたけれど
なぜ要らないか、をまとめるためシンボルマークの3つの役割(所属・コスト・検索性)で、
クリーチャーシンボル、両面シンボルについて考える
3つの役割の中でクリーチャーシンボルは、所属と検索性をもつ
でも、それはカード右下の、クリーチャーだけに付いてるP/T表示で分かるからいらないんじゃない?
そこで問題になるのが、カードが手札にあるときの可視範囲問題。
カードが手元にあると、カード面の左上部分しか見えないからP/T表示見えない
だからクリーチャーが全て共通でもつシンボルを左上に入れるべき。
てのが議題だけど、そもそも「このカードがクリーチャーカードである」
ということだけが必要になる状況って何。
例えば初手のパッと見でチェックする際に「クリーチャーカードが手札にある」
ということだけが必要になる状態は無いんじゃないのか。
初動何ターン目に動けるか(マナコスト)だとか、P/Tが重要なだけ。
よって、クリーチャーシンボルをつける必要は無く、P/T表示が左上にあればいいだけと考える。
次に両面カードシンボルの必要性について
両面シンボルは検索性をもつ
変身のキーワード能力をシンボルマーク化したものなのかも。
「このカードは裏面にも能力が書いてありますよ」てのを示すためのものだと思う。
でもそれは、能力部分に「変身する」とかいてあるからいらないんじゃないか。
しかも表面でしか場に出ないんだから手札のパッと見で、変身能力を見落としても問題がない。
場にある状態で裏面の能力を示したいなら、そもそもシンボルマークで済ますんじゃなく、
カード面デザインで主張するべき。
大体にしてカードを使用する側は、そのカードの能力を把握して使用するけども、
出される側はそのカードを把握してないことが多い。
場に出てる状態ではとくに、表面上の情報を把握することでいっぱいいっぱいで
(自分はよく相手のクリーチャーの接死とか飛行とか見逃すけども!)
はたして両面シンボル程度の主張で裏面の能力の存在をアピールできてないんじゃないの?
よって、両面シンボルをつける必要は無い。もしくはカード面デザインで主張するべき
だと思うけれども、MTGにおけるシンボルの役割の定義が半煮えなのでちょっと纏まってない感。
勢い良く三つ提示したけどそのうち二つが被ってるってどうなの
カード面はもう少しデザイン的な弄りが必要そう
MTGのカード面デザインにおいて、シンボルにどんな意味があるのか考える
まず結論から
シンボルマークには
・所属
・コスト
・検索性
を言語の排除、もしくは言語の集約をして示す役割がある。
----所属----
価値として均等に定義づけられている、もしくは常に変動していて比べる意味がない
例:カラーホイール
----コスト----
概念(色マナとか)、行動(タップ、アンタップシンボル)
----検索性----
例えばエキスパンションシンボルは、スタンダードで使用できるカードの判別に役立つ
所属と似ているけど、検索性はゲーム中には作用しなくて、ゲーム外で作用する。デッキ作成時とか。
この前提で以下の疑問を考える
・未来シフト枠につけられているクリーチャーシンボルマーク要る?
・両面カードに付けられている、昼と夜のシンボルいるの?
この疑問について、自分の中ではどっちもいらないなと感じたけれど
なぜ要らないか、をまとめるためシンボルマークの3つの役割(所属・コスト・検索性)で、
クリーチャーシンボル、両面シンボルについて考える
3つの役割の中でクリーチャーシンボルは、所属と検索性をもつ
でも、それはカード右下の、クリーチャーだけに付いてるP/T表示で分かるからいらないんじゃない?
そこで問題になるのが、カードが手札にあるときの可視範囲問題。
カードが手元にあると、カード面の左上部分しか見えないからP/T表示見えない
だからクリーチャーが全て共通でもつシンボルを左上に入れるべき。
てのが議題だけど、そもそも「このカードがクリーチャーカードである」
ということだけが必要になる状況って何。
例えば初手のパッと見でチェックする際に「クリーチャーカードが手札にある」
ということだけが必要になる状態は無いんじゃないのか。
初動何ターン目に動けるか(マナコスト)だとか、P/Tが重要なだけ。
よって、クリーチャーシンボルをつける必要は無く、P/T表示が左上にあればいいだけと考える。
次に両面カードシンボルの必要性について
両面シンボルは検索性をもつ
変身のキーワード能力をシンボルマーク化したものなのかも。
「このカードは裏面にも能力が書いてありますよ」てのを示すためのものだと思う。
でもそれは、能力部分に「変身する」とかいてあるからいらないんじゃないか。
しかも表面でしか場に出ないんだから手札のパッと見で、変身能力を見落としても問題がない。
場にある状態で裏面の能力を示したいなら、そもそもシンボルマークで済ますんじゃなく、
カード面デザインで主張するべき。
大体にしてカードを使用する側は、そのカードの能力を把握して使用するけども、
出される側はそのカードを把握してないことが多い。
場に出てる状態ではとくに、表面上の情報を把握することでいっぱいいっぱいで
(自分はよく相手のクリーチャーの接死とか飛行とか見逃すけども!)
はたして両面シンボル程度の主張で裏面の能力の存在をアピールできてないんじゃないの?
よって、両面シンボルをつける必要は無い。もしくはカード面デザインで主張するべき
だと思うけれども、MTGにおけるシンボルの役割の定義が半煮えなのでちょっと纏まってない感。
勢い良く三つ提示したけどそのうち二つが被ってるってどうなの
コメント
・クリーチャーシンボル
なるほど、たしかにクリーチャーであることだけ分かっても仕方がない気がしますね。やはりいらなさそうです。
ただ、
>P/T表示が左上にあればいい
というのはどうなんでしょうか。p/tは能力によって変化する可能性があるし、そうでなくてもp/t+能力でクリーチャーの性能は評価されるのだから、p/tはテキストの近くにあったほうが良いと思います。
・両面シンボル
自分は必要だと思います。
というのも、両面カードの正面/背面はルール上、太陽/月のシンボルを持つかで定義されていまして…。もしシンボルが無くて枠を特殊なものにするのだと、枠の特徴を文章で表現して、それで定義しなければなりません。(「両面カードの夜の面は、カード名およびタイプの背景が黒っぽく、また枠のどこそこが丸くなっていて、うんぬんかんぬん」)
おっしゃる通り、プレイする上ではシンボルが無くても大丈夫かもしれませんが、ルールに定義するのには便利なのであったほうが良い、というTCGゆえの事情が。
あと、カード面デザインで主張する、といっても、正面は単なるクリーチャーであり、通常通りにプレイされるものです。あまり枠を変えすぎると、「PWみたいに特殊なルールがあるのか?」などと思われてしまいそうです。
個人的には、枠を変えすぎず両面であることを主張するという意味でシンボル化はちょうどいいバランスだと思いますが、シンボルではアピール不足、と言われる理由がなにかあるのでしょうか。
姫さん案いただきました。ありがとうございます。
泥箱の、りどみに返信Txt突っ込みました。
>BluEさん
P/T表示は確かにその通りですね。テキストの近くが正解ですね。
このあと色々考えてみたところ、P/Tは現在の場所で良いという結論になりました。
というかP/Tを左上に配置するのは可視範囲問題からして悪手だなと思いなおしました。
・両面シンボル
ルールを定義したいのであれば、シンボルというクッションを置かず、
テキスト欄に(表面)(裏面)と書けば分かりやすくて良いのでは、と思うのです。
そもそもやってることは、反転カードと同じで、違うところは物理的面積の優位を得るかわり
情報伝達の不具合をもってるんだから、情報をわかりやすく伝える手間をかける
必要があるんでないの?と思うのです。
飛行や、警戒等の能力語にシンボルマークをつけない系譜でいくと、
変身にだけシンボルマークが付けられるのが納得いかなかったのでした。
(変身はキーワード能力じゃないよ!て突っ込みはおいておいて)
>カード面デザインで主張
上記の考察ではイニストラード時の両面カードに対する考察だったのでこの結論になりました。
隠蔽カードに関しては(存在してるシステムを利用するという点でも)
両面シンボルの主張がいいかも知れません。
なぜなら、裏面の能力を知る必要がないからです。
>シンボルではアピール不足
これは本当、自分だけかもしれないのでアピール不足ではないのかもしれませんが、
自分は一切両面シンボルを気にしたことが無くて、イニストラード出て結構経ってから
両面カード全てに両面シンボルが付いてるということに気づいた鈍感さでした。
だったので、相手の場にあるカードの両面シンボルならなおさら気づかねーよ!
と思い込んでいたのですが、普通気づくもんなんですかね。(気づくんだろうなあ…)
という、気づかない人も居るんだよ前提で、もっと両面アピールして欲しいと思ったわけでした。
>正面は単なるクリーチャーであり、通常通りにプレイされるものです。あまり枠を変えすぎると、「PWみたいに特殊なルールがあるのか?」
単なるクリーチャーではないと考えます。なぜなら
「公開情報でありながら、盤面の表面上では能力が隠れてる」クリーチャーだからです。
しかもその秘匿された情報はもう一つの
・名前
・クリーチャータイプ
・能力
・P/T
・イラスト
を所有しているんだから、
これは「PWみたいに特殊なルールがある」といってもいいんではないでしょうか。
つまり、両面カードをプレイされる側が見逃さないぐらいわかりやすく(PWや反転カード並みの)
両面を示すカード面デザインが必要だったんではないかと思った次第です。
そういう意味で、隠蔽は両面ってより変異寄りなんでデザインで主張する必要ないなと。
逆に変異にこそシンボルつけて欲しかったですよ。
両面シンボルみたいなのの中に③って書いて、三マナプレイを強調してほしかった。
そんなことだから、手札に変異いること忘れて、三マナ立たせたまま相手にターンを返すような、
愚かな行為をオイラは繰り返してしまうんですよ!
つまり何が言いたいかというと、シンボルとか中途半端なことしないで、
今まで通りテキストで済まして画面スッキリさせるか、両面を強調したカード面デザインか、ハッキリしろ!
と言いたかったのです。
クリーチャーエンチャントにはあんなにピカピカしたテクスチャつけたくせに!